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長らく反ダルムシュタットの立場であった

長らく反ダルムシュタットの立場であったハンス・ツェンダーや、ヴォルフガング・リームをはじめとする新ロマン主義(新しい単純性)の作曲家、さらに若い世代で細川俊夫、イザベル・ムンドリー、レベッカ・サンダース等が招かれているほか、サルヴァトーレ・シャリーノやトリスタン・ミュライユなどドイツ及びドイツ系以外の外国勢の招聘も盛んである。また2002年にはパリのIRCAMと提携し、Max/MSPやOpenMusicといったIRCAM製ソフトウェアのレクチャーを行ったほか、招聘作曲家のトリスタン・ミュライユやエマニュエル・ニュネスらのエレクトロニクスを含む作品の演奏を取り上げた。このほか日本の武生国際作曲ワークショップとも提携しており、毎年それぞれの講習会に交換留学生を相互派遣している。

1970年代以降は前衛の潮流が枝分かれしたことに伴い、必ずしも現代音楽シーンの最先端に関わる者が招待されているとは言い難い。この点は前ディレクターであったフリードリヒ・ホンメルも痛切に感じており、その中で彼の取った策は「大家であろうが無名であろうが、自分の信頼した作曲家に一人一時間一コマ」のレクチャーを授けることであった。このために同じ時間帯に複数の作曲家が別々の会場で講義することになり、受講生は誰のレクチャーを選ぶか真剣に考えなければならなかった。

ホンメルが1994年に引退した後、現ディレクターのゾルフ・シェーファーはホンメル式を完全に撤廃した。講師陣は従来以上に厳選され、メインの講義スケジュールにおいて同じ時間帯に複数の講師が話すということはなくなった。このために講習会の性格が「偏った」ものになっていることは当の講師陣から指摘されているが、「小さな勉強会」としての性格を保持するのがシェーファーの方針である。すでに賛否両論が寄せられている。
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ただし、メイン講義と同時間帯に別の講師作曲家が興味ある学生を募って、別教室で個人レッスンや小規模グループレッスンを開いたり、また作曲科の学生が演奏家のレッスンや小規模レクチャーを見学しに行くことは多くありえる。学生にとっても自由な受講の選択肢があり、またメイン講義だけでなく、そうした機会に出席することで、作曲や演奏の受講生同士が知り合い、講習会終盤の試演会に参加できるチャンスもある。

会場は町外れの高校を借り切って行われる(給食設備も含む)。演奏会場はオーケストラや大アンサンブルなど規模の大きなものは高校付属の体育館、小規模の室内楽演奏会はより音響が良く美しい建物であるオランジュリーで行われ、講習会学生のほか一般にも公開される。

また、これとは別の音楽教育関係の主催で、毎年4月上旬に開かれる1週間ほどの規模の小さい「小ダルムシュタット」と呼ばれる講習会兼音楽祭もある。

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2009年06月04日 09:07に投稿されたエントリーのページです。

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